お問合わせ
☎ 0969-22-3658
施工事例

*失敗しないリノベーション*
   ホームインスペクションの勧め
中古住宅(古民家)を自分たちの暮らし方に合わせてリフォーム・リノベーションすれば、解体して新築するよりかなり手ごろな費用で理想の住まいを作ることができます。
しかし、その金額がどれくらいになるか、それを見極めることは私たちプロでも難しいことです。既存の建物の経年劣化はその建物の置かれている環境によって大きく変わっているからです。
 そこで私は、劣化の程度や現状を検査・診断するホームインスペクション(住宅診断)をすることをおすすめします。若干の費用は掛かりますが、後々の追加工事や手戻り工事がなくなり、結果的に安価になるからです。

ホームインスペクションの注意点

① 建築確認申請書と完了検査済証があるか?
 建築確認申請書は間取りや面積等が書かれています。確認申請通りに建物が建っていれば完了検査済証もあります。目視できない構造体が図面で判るのでリフォームの際は特に有効です。
・これら建築確認申請書と完了検査済証の有無は違法建築か既存不適格かを判断する上で大きな分岐点となります。違法建築の場合は増築ができないという事態になってしまうこともあります。
しかし、数十年前の建物の場合は完了検査を受けない事例も多々ありましたし、  ずっと以前の建物はそもそも確認申請書がないものもあるというのが現状です。

② 1981年(昭和56年)以後の建物か?
1981年に建築基準法が改正され、構造基準が高められました。それ以前の建物は地震に弱い可能性があります。

③ 壁構造・軽量鉄骨構造ではないか?
 壁構造の建物は壁自体が構造体のため、間取りの変更は難しい状況です。また、軽量鉄骨構造の場合は壁の内部に柱がある場合が多く注意が必要です。

④ 建物に傾き、基礎にクラック・亀裂はないか?

⑤ 湿気や床下換気不良、雨漏りによる木材の腐食・シロアリ等の被害はないか?

施工事例
(大谷工務が施工した事例です。)

  工事着工前
   

 解体状況  
   
 ①旧床組 大引き、根太  ②大引き、根太撤去後  ③基礎石沈下部分ジャッキアップ
  (建物の傾きを修正)
     
 ④土台、大引き交換  ⑤土間防湿コンクリート打設 
⑥床下断熱材敷き詰め(フローリングの下層)  ⑦四周に構造壁をバランス良く配置   ⑧座敷仏間完成後寝室リビングダイニングの家財を全て移動(不要なものは廃棄処分)
 
 ⑨解体状況(想像以上に劣化が激しい)  
     
⑩二回以上の増改築の跡があり柱、梁の補強が必要  ⑪漏水の跡、白蟻による食害の跡が見られた   ⑫布基礎打設
     
 ⑬防湿コンクリート打設  ⑭外壁柱、間柱、筋違設置  ⑮キッチン天井高確保の為屋根を改造
     
 ⑯断熱材,透湿シート取付  ⑰外壁サイディング貼,既設壁色合せ塗装仕上げ  


ページトップへ戻る